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【ニュース解説】訪日外国人、4月は初の390万人超!過去最高を記録した理由とは?

2025.06.03| タグ: , , , , , , , , ,

■ ニュース概要

2025年4月、日本を訪れた外国人旅行者数は390万8,900人に達し、月間としては初めて390万人を突破しました。これは日本政府観光局(JNTO)が2025年5月21日に発表したもので、新型コロナウイルスの影響からの完全回復、さらには過去最高を更新する快挙となりました。

背景には、桜シーズンによる観光需要の集中、欧米諸国のイースター休暇、中国や韓国の春の大型連休といった国際的な旅行機運の高まりがあります。また、ビザ免除措置の拡大や円安傾向も追い風となりました。

■ なぜこのニュースが重要?

この記録的な訪日者数は、日本のインバウンド市場が完全に復活し、次なる成長フェーズへと移行していることを明示しています。観光業界だけでなく、小売、交通、宿泊、飲食などの地域経済全体にとって、今後の戦略策定において極めて重要な指標となります。

特に地方都市にとっては、観光客を東京・大阪などの大都市圏だけでなく、地域へと呼び込むチャンスが広がっていると言えます。

■ 見解とアクションポイント

  • 休暇カレンダーの活用:ターゲット市場(例:中国・韓国・欧米)の休暇スケジュールに合わせたキャンペーン(例:イースター割引、春節体験ツアー)を戦略的に実施する。
  • 地域連携型体験の構築:観光地、交通機関、宿泊施設、飲食店が連携して「地域一体の体験価値」を創出することで、滞在時間と消費額の最大化が狙えます。
  • 受け入れ体制の強化:観光需要のピークに対応できる体制整備(例:多言語スタッフの配置、案内表示の整備、キャッシュレス対応の導入)は、地域競争力を左右する要素になります。
  • デジタルでの接点強化:SNSや口コミサイト(例:RED、Tripadvisor、Google Maps)での情報発信も強化し、オンライン上での「来訪前体験」を作りましょう。

■ まとめ

2025年4月の訪日外国人数は、日本のインバウンド市場の力強い回復と、今後のさらなる成長への期待を象徴する数字です。企業や自治体がこの波にどう乗るかが、今後の地域経済の鍵を握っています。今こそ、戦略的かつ持続的なインバウンド施策に取り組むタイミングです。

▶ 詳細はこちら(日本政府観光局)

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