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【ニュース解説】好調!成田空港、訪日客増で2期連続の黒字化!空港を起点としたインバウンド戦略とは?
2025.06.06| タグ: インバウンド, 地域連携, 成田空港, 日本旅行, 空港マーケティング, 空港戦略, 観光プロモーション, 訪日外国人
■ ニュース概要
成田国際空港株式会社は、2025年3月期決算において、2期連続の黒字化を達成したと発表しました。純利益は前年比約1.7倍となる351億円に拡大し、インバウンド需要の回復が業績を後押しした形です(沖縄タイムス、2025年5月29日掲載)。
特に伸びが顕著だったのは、以下の分野です:
- 訪日外国人旅客数の増加
- 空港内の免税店・飲食施設の売上回復
- ラウンジ・駐車場など付帯サービスの利用増
空港は単なる“交通の結節点”ではなく、経済・観光のゲートウェイとしての役割をますます強めています。
■ なぜこのニュースが重要?
空港は、訪日外国人が日本に最初に触れる“玄関口”であり、その印象はその後の旅行体験全体に大きく影響します。空港での滞在時間や動線、情報提供の質が高ければ、その地域や日本全体への期待値も上がります。
特に成田・羽田・関空のような主要空港では、情報発信・プロモーション・販売促進の拠点としての活用が、今後さらに重要になると考えられます。
■ 見解とアクションポイント
- 空港×地域プロモーション:地方自治体や観光協会が、空港内で自地域の魅力をPRするブースやデジタルサイネージ広告を展開するチャンス。
- 空港周辺との周遊連携:成田山や成田温泉など、空港周辺の観光資源と市内中心部や他地域をつなぐ「周遊モデル」を確立し、滞在時間を延ばす施策を。
- “移動体験”の魅力化:空港から目的地までの鉄道やリムジンバスを、単なる移動手段から「快適な旅の一部」として再設計(例:車内観光動画、観光マップ配布、多言語案内)。
- 店舗や施設との連携:空港内テナントや地域企業との連携によるキャンペーン、SNS連動企画で購買・体験を促進。
■ まとめ
成田空港の好業績は、訪日外国人の本格的な回復と空港の価値の再評価を象徴しています。今後は「空港で終わらせない」「空港から広げる」戦略が、インバウンドの質を高めるカギとなります。空港を起点とした観光施策の設計が、地域と空港、双方の発展に寄与するはずです。
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