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【ニュース解説】警鐘!香港からの訪日客減少は“根拠なき予言”が原因?大災害ウワサが招くインバウンドへの影響

2025.06.10| タグ: , , , , , , ,

■ ニュース概要

2025年6月8日、日テレNEWSが報じたところによると、香港で「2025年7月に日本で大災害が起きる」との根拠のない予言がSNS上で拡散。その結果、香港→日本線の訪日客が減少し、航空会社が直行便を減便する動きも見られています。

この予言は1999年出版の漫画『私が見た未来 完全版』にある「太平洋の水が盛り上がり大災害が…」という描写(作:たつき諒氏)が元となっており、科学的根拠は一切ありません。

■ なぜこのニュースが重要?

訪日回復の流れの中、ある一部地域による不安の広まりが観光需要に直接的に影響を及ぼす事態は重大です。

・香港の約70%の人がこの予言を信じて警戒しており、潜在的な訪日離れが起きています。

・航空会社も3割以上予約減により、減便や運航調整に踏み切っています。

・公的機関・自治体は「安全である」ことを的確かつ早期にアピールする必要性が増しています。

■ 見解とアクションポイント

・科学的根拠による安心の発信:内閣府も「地震の日時・場所予知は不可能」と公式に発信。自治体・企業も同様に「安全であること」を具体的に伝えることが重要です。

・香港市場向けの情報発信強化:英語・中国語サイトや香港の旅行エージェント、SNSアカウントを通じて、日本の安全対策をタイムリーに発信しましょう。

・代理信頼あるプロを巻き込む:信頼される専門家(科学者・防災専門家・インフルエンサーなど)による発信を活用し、「地に足の着いた情報」を提供。

・航空会社と連携したキャンペーン実施:減便対象路線を中心に、「安全と安心」をテーマとした再誘客キャンペーンを実施しましょう。

・現地ツアー・旅行会社と協業:香港で人気の旅行会社と協力し、安心なプランやサポート体制をアピールする共同企画を展開。

■ まとめ

根拠のない災害予言による訪日離れは、情報の氾濫時代におけるリスクの一端です。特に香港市場では信仰心や文化的背景も関係し、不安の広がりが影響を及ぼしています。

自治体や観光事業者は、正しい科学的情報を積極的に届け、安全安心のストーリーを「伝える」ことで、訪日客の信頼回復と誘客維持につなげる必要があります。

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