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中国SNSプロモーションの鍵は「UGCエンゲージメント」

2025.06.11| タグ: , , , , , , , , ,

訪日インバウンド市場において、中国人観光客を惹きつけるためのプロモーション戦略は日々進化しています。その中でも、RED(小紅書)抖音(Douyin)WeChatの3大SNSは、UGC(ユーザー生成コンテンツ)活用において特に重要な役割を果たしています。

本記事では、これら中国SNSのUGC傾向とエンゲージメント特性を比較し、どのSNSでどのような投稿が効果的なのかをデータをもとに分析します。

RED(小紅書)

~ライフスタイル重視の購買意欲喚起型~
REDは「Instagram×レビューサイト」のような構造で、商品レビューや旅行体験などの投稿が豊富です。以下のような特徴があります。

  • ユーザー層:主に都市部の20〜30代女性
  • 投稿傾向:写真+文章中心、世界観のあるコンテンツが人気
  • エンゲージメント特性:保存・シェア率が高く、購買意欲への影響が大きい

例えば、訪日前の観光計画に影響を与える投稿(例:◯◯神社の着物体験、人気お土産レビューなど)が人気です。

抖音(Douyin)

~バズ狙いの短尺動画で瞬間的注目を獲得~
抖音は、TikTokの中国版で、短尺動画を中心としたコンテンツが主流です。

  • ユーザー層:10〜40代と幅広く、エンタメに敏感
  • 投稿傾向:テンポの早い動画、BGMや字幕編集がカギ
  • エンゲージメント特性:「いいね」や「コメント」の瞬発力が高く、話題化しやすい

抖音でバズを狙うには、現地体験の驚き・非日常性を映像で伝えることがポイントです(例:日本の自販機体験、温泉卵自作動画など)。

WeChat

~深いつながりを生むプライベートSNS~
WeChatは、メッセンジャーとしての側面が強い一方で、公式アカウントやミニプログラムを活用した情報発信・購買導線の設計が可能です。

  • ユーザー層:全年代をカバー、生活インフラ的存在
  • 投稿傾向:公式アカウントによる読み物型コンテンツ
  • エンゲージメント特性:拡散力は弱いが、再訪・LTVが高い

WeChatは訪日中・訪日後の関係継続や、会員登録・EC誘導に最適です。

結論

目的によって使い分けるSNSプロモーション戦略
それぞれのSNSは、エンゲージメントの質や拡散力が異なります。以下のような活用戦略が有効です。

今後のSNS施策は「使い分け」と「連携」がカギ

中国インバウンド市場においては、単独施策よりも、複数SNSを連携させたシナリオ設計が重要になっています。訪日前の情報収集→訪日中の体験共有→帰国後の関係構築を一貫して設計することで、ブランド認知からファン化までを実現できます。

今後は、UGCの量だけでなく「質と文脈」を意識したSNSプロモーションが求められます。

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