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【2024年8月訪日外客数について】2019年同月比36.0%増!7カ月連続で同月過去最高を更新!
日本政府観光局(JNTO)が発表した報道リリースによると、2024年8月の訪日外客数は、2,933,000人で、前年同月比では36.0%増、2019年同月比では16.4%増となり、7カ月連続で同月過去最高を記録しました。また、8月までの累計は、24,007,900人となり、前年比58.0%増加となりました。台風7号による航空便⽋航等の影響が⾒られましたが、学校休暇による訪⽇需要の増加もあり、中国、シンガポール、インド、米国などで前年同月に⽐べて訪⽇外客数が増加したことが今月の押し上げ要因となりました。
なお、23市場のうち17市場(台湾、香港、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、メキシコ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、中東地 域)において8月として過去最高を記録したほか、イタリア、スペインでは単月過去最高を更新しました。
※出典:JNTO報道発表資料
訪日外客数の増加で、特に訪日数が多い国と増加の要因は以下の通りです。※()内は訪日外客数
中国(74万5800人)
中国側の規制緩和や航空路線の増便、そしてスクールホリデーの影響もあり、前年同月比を7.6%上回りました。
韓国(61万2100人)
地方路線の増便やスクールホリデーの影響もあり、訪日外客数は前年同月を7.6%上回りました。
台湾(56万4300人)
地方路線の増便、スクールホリデーの影響もあり、訪日外客数は8月として過去最高を記録し、前年同月比を42.4%上回りました。那覇港・博多港などにクルーズ船の寄港もありました。
香港(24万6600人)
地方路線の増加、スクールホリデーなどが好調の要因で、訪日外客数は8月として過去最高を記録し、前年同月比19.6%上回りました。
アメリカ(17万4000人)
直行便の増加やスクールホリデーによる好調な動向が続いています。訪日外客数は8月として過去最高を記録し、前年同月比を25.8%上回りました。青森港などにクルーズ船の寄港もありました。
ベトナム(5万2400人)
査証免除措置による訪中旅行への人気の高まり、消費者購買力の低下等の影響があるものの、スクールホリデー等の影響もあり、訪日外客数は8月として過去最高を記録し、前月比5.4%、前年同月比を2.9%上がりました。
同月過去最高を7カ月連続で記録する好調なインバウンド業界。
前月と比較すると僅かに減少傾向であるものの、スクールホリデー終盤の8月に需要が減少することは、例年通りと言えます。
中国は、7月に訪日外客数で韓国を上回り1位となりましたが、引き続き爆発的な回復を見せ、8月には訪日外客数1位・前年同月比104.8%増を達成しています。
さらに1月には春節も控えており、今後も訪日外客数は増加する傾向にあると予測され、インバウンド戦略において再び無視できない国となってきています。
インバウンドのご担当者様は、過去の状況も振り返りながら、市場動向を綿密に分析し、どこの国をターゲットとするのか、どのようなアプローチをおこなうのかといった戦略を考え、適切にアプローチを行っていく必要があるでしょう。