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インバウンドPR用語集|担当者がよく使うキーワードとその意味

2025.04.14| タグ: , , , , , ,

インバウンド担当になったけど、専門用語がチンプンカンプン?


観光関連や地方自治体でインバウンド(訪日外国人)向けのプロモーションを担当するようになったあなた。「この言葉、みんな当たり前に使ってるけど、実はよくわかってない…」なんて用語、ありませんか?

この記事では、インバウンドPR業務でよく使われるキーワードを初心者向けにわかりやすく解説!PR・マーケティング部署に始めて配属された方でも「なるほど!」と思えるよう、重要なポイントを押さえてまとめました。

インバウンドPRって何するの?

そもそも「インバウンドPR」とは、訪日外国人旅行者に向けて、観光地や地域の魅力を伝える広報活動のこと。海外向けSNS運用、観光コンテンツ制作、多言語対応、インフルエンサー活用など、幅広い業務が含まれます。

そんな中で飛び交う専門用語を、以下にジャンル別にまとめました。

1. 基本用語編:まずはこれだけ押さえよう!

  • インバウンド(Inbound)
    「訪日外国人旅行者」と訳されることが多いですが、単なる観光だけでなく、ビジネス、教育、医療目的の訪問も含まれます。
    逆に日本人の海外旅行は「アウトバウンド」と言います。
    実務での使い方:「今年のインバウンド需要は昨年比○%増」「インバウンド誘客施策を検討中」など。
  • ターゲット市場
    プロモーションの対象国・地域(例:中国、台湾、アメリカなど)。
    国ごとに文化や旅行スタイルが異なるため、プロモーションの内容も大きく変わります。
    例えば、欧米は「体験型・サステナブル旅行」に興味、東アジアは「買い物・グルメ旅」に関心が高め。
    明確なターゲットを定めておかないと「なんとなく全部に薄く伝わる」だけのPRになってしまうので気をつけましょう。
  • FIT(エフ・アイ・ティー)
    「Foreign Independent Traveler」の略。団体ツアーではなく、個人で自由に旅行する外国人観光客のこと。
    FITのほとんどが自らSNSで情報収集し、行き先を決め予約をし、旅行します。
  • DMC(ディー・エム・シー)
    「Destination Management Company」の略。観光地の体験ツアーやアクティビティを企画・運営する現地会社。

2. SNS・Webマーケティング編:デジタル対応に欠かせない!

  • UGC(User Generated Content)
    ユーザー(旅行者)自身がSNSに投稿したコンテンツ。信頼性が高く、PRに有効。
  • KOL(Key Opinion Leader)
    中華圏でよく使われる言葉で、日本で言う「インフルエンサー」。影響力が強い発信者。
    特に中国では「微博(Weibo)」や「小紅書(RED)」などで強い影響力を持つKOLが重要です。
    KOLにプロモーションを依頼→SNSで動画やブログ(中国では攻略という。)→集客につながるという流れが王道となっています。
  • SEO(Search Engine Optimization)
    GoogleやBaiduなどの検索結果で自分たちのサイトやコンテンツが上位に表示されるよう工夫すること。
  • メディアバイイング
    SNS広告やバナー広告などの出稿を行うこと。
    ターゲット層(例:中国20代女性など)を絞って配信できるのが強みで、ターゲットへのリーチ拡大に効果的。

3. コンテンツ制作・プロモーション編

  • ファムトリップ(FAM trip)
    報道関係者、KOL、海外エージェントなどを地域に招き、現地体験を通して魅力を発信してもらう仕組み。
    FAM=Familiarizationの略。
  • ストーリーテリング
    単なる「観光地紹介」ではなく、そこにある「人・歴史・想い」を織り込んで物語として発信する方法。
  • トーン&マナー
    SNSやサイトなどでの言葉づかいやビジュアルの一貫性のこと。ブランドイメージを保つために重要。
    実務ではSNSの投稿テンプレート、ロゴ・カラー規定などをマニュアル化することも。

4. 多言語対応・翻訳関連

  • ローカライズ
    単なる翻訳ではなく、文化や習慣に合わせてコンテンツを調整すること。
    例えば「温泉」をそのまま訳すだけでは不十分。文化背景や注意点を踏まえて紹介する必要があります。
    英語では「Hot spring」+「public bathing etiquette」と補足するなど。
  • 機械翻訳+ポストエディット
    AI翻訳の後、人間がチェック・修正する作業。コストと精度のバランスが取れる手法。
  • 簡体字/繁体字
    中国語の表記の違い。簡体字は中国本土、繁体字は台湾・香港で使用。

5. その他よくあるビジネス用語

  • KPI(Key Performance Indicator)
    プロジェクトの目標達成度を測る指標。
    例:訪日外国人のサイト流入数、SNSフォロワー数、いいね数、PV数など。
    事前にKPIを決めておかないと、成果の評価ができず、報告資料にも困ります。
  • BtoB/BtoC
    企業間(Business to Business)か、企業から消費者(Business to Consumer)向けかの区分。
    例えば、観光地が旅行会社に体験プログラムを提案するのはBtoB、外国人観光客向けにSNSで直接発信するのはBtoC。

まとめ:用語を知れば仕事もスムーズに!

インバウンドPRには、専門的な用語が多く登場しますが、一つひとつの意味を知れば、社内会議やパートナー企業とのやり取りもぐんとスムーズになります。

今後もどんどん新しい言葉が生まれてくる分野ですが、「まずは知ること」から始めてみましょう。用語に強くなることで、仕事の理解も深まり、自信を持って業務に取り組めるようになりますよ!


BeAではインバウンド誘客に関するお悩みや課題に対し無料でカウンセリングを実施しております。

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