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「つい写真を撮りたくなる」場所づくり：中国SNSで映えるロケーション演出術

2025.07.10｜タグ: RED, RED（小紅書), REDプロモーション, SNS映え, インバウンド, プロモーション, ロケーション演出, 中国, 写真スポット, 小紅書, 観光地

中国人観光客に人気のSNS「RED（小紅書）」や「WeChatモーメンツ」では、旅行先での“映える写真”が旅行の満足度に直結します。

つまり、観光施設や店舗にとっては「つい撮りたくなる」「シェアしたくなる」空間づくりが、自然なクチコミ拡散＝無料プロモーションになるのです。

本記事では、中国SNSで「映える」ためのロケーション演出術と、今すぐできる施策を紹介します。

1. 中国SNSの映えトレンドとは？

中国SNSでは、日本とは少し異なる「映え」の基準があります。

統一感のある色使い（ピンク・パステル・ミントグリーンなど）
フォトフレーム風の構図（額縁・鏡・アーチなど）
物語性のある空間（和モダン、レトロ、未来感）
自撮り・他撮りどちらにも対応した撮影導線

また、Z世代・女性ユーザーが多いため、「かわいい」「映える」「ストーリーがある」がキーワードになります。

2. 「映えるロケーション」のつくり方

① 撮影ポイントをデザインする

・店舗や施設の一角に「写真を撮りたくなる」壁やアーチを設置
・季節ごとに変化する装飾でリピートを促す（例：桜・紅葉・イルミネーション）
・ブランドカラーや地元の伝統を取り入れると“日本らしさ”が出て好まれる

② 光と構図をコントロール

・撮影に適した自然光やライトアップの工夫をする
・逆光にならないように立ち位置にマークをつける
・スマホ撮影でもきれいに撮れるよう背景がシンプルで抜け感がある構図を意識

③ 投稿を促す仕掛けをつくる

オリジナルのハッシュタグを案内表示に設置（例：#なんば映え旅）
「SNS投稿でプレゼント」など投稿インセンティブの設定
人気KOLの投稿事例をパネル化して、参考にしてもらう

3. 映えスポット成功事例

◎ 京都・花手水の神社

季節の花を手水鉢に浮かべる「花手水」が中国SNSで話題に。
和の雰囲気と色彩の美しさが「日本らしさ」として人気。

◎ 表参道のカフェ×鏡アート

鏡張りの壁とネオン文字がSNS映え。鏡を使った“自撮り”需要にマッチし、REDで多数投稿。

◎ 東京・旅館の中庭ライトアップ

夜でも綺麗に撮れる庭園のライティングを工夫し、夜間映えスポットとして拡散。

4. RED（小紅書）での拡散導線を意識

ただ場所をつくるだけでは不十分です。SNSでの“投稿”まで導く導線が重要です。

RED投稿者のタグ例を表示する（例：#日本旅遊、#探店打卡）
施設名や地域名を投稿キャプションに入れるよう案内
WeChatやREDでチェックインできる「打卡ポイント」として登録する

まとめ：中国人観光客は「映え」を目的に旅をする

Z世代を中心とする中国人観光客は、旅先での写真が「自分の価値を表現する手段」として重視されます。

映える空間 × 撮影しやすい設計 × SNS拡散導線の3点を意識すれば、自然と中国SNSで話題となり、次の訪日客を呼び込むきっかけになります。

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