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KOCの“信用スコア”はこうして見抜け:REDで偽レビューを回避するアカウント評価法
2025.07.14| タグ: KOC, RED, インバウンド, インフルエンサー分析, ステマ対策, プロモーション, 中国, 信用スコア
中国SNS「RED(小紅書)」を活用したプロモーションで、KOC(Key Opinion Consumer)は高い効果を発揮します。
一方で、ステルスマーケティング(ステマ)や偽レビュー問題も社会課題化しており、「本当に信頼できるKOCか?」の見極めが企業・自治体にとって重要です。
この記事では、ステマを避けて効果的なKOC起用を行うための、アカウント分析指標とチェックリストをご紹介します。
なぜKOCの“信用スコア”が重要なのか
KOCはフォロワー数こそ少ないものの、「等身大の体験発信」「口コミの信頼性」が魅力です。
しかし近年、REDでも以下のような偽レビュー問題が増加しています:
- レビュー業者による「案件漬けKOC」
- フォロワー購入・いいね購入による偽装アカウント
- 過剰PR・無体験投稿による炎上
こうした事態を防ぐには、「信用できるKOC」を起用するための見極め力が不可欠です。
REDでKOCを選ぶ際の重要チェック指標
① 投稿のリアル感・頻度
- 生活感のある日常投稿が一定頻度で存在するか
- 直近の投稿が自然な文章・写真になっているか
- 明らかに不自然な案件投稿ばかりではないか
② エンゲージメント比率
- いいね数とコメント数のバランスは自然か
- フォロワー数に対してエンゲージメント率が低すぎないか
- 不自然に同じ人からのコメントが多発していないか
③ コメントの質
- コメント欄が活発でリアルな質問・共感が見られるか
- テンプレコメント(例:「好看」「收藏」)ばかりになっていないか
- 「广告(広告)」指摘が目立たないか
④ 投稿履歴とジャンルの一貫性
- 普段の投稿ジャンル(旅行・グルメ・美容など)と今回のPR内容が一致するか
- フォロワーの興味関心と投稿の方向性がズレていないか
⑤ 過去のUGC反響
- 過去の「打卡(訪問体験)」投稿がREDで他のユーザーに引用・再投稿されているか
- 過去案件での「保存数」「シェア数」「コレクション数」の平均
実際に起きた失敗例
- 案件漬けKOC起用 → 信頼感ゼロ
フォロワー数だけで選んだ結果、「また広告か」と見抜かれ効果ゼロ。 - フォロワー購入型の偽アカウント起用 → コメントゼロ炎上
安価で起用したがインプレッションだけ稼ぎ実売ゼロ。
いずれも事前分析の不足が原因です。
信頼できるKOCを選ぶためのチェックリスト
- 過去30件以上の投稿を目視確認
- 「保存」や「コメント」の質を確認
- 一貫したジャンル・世界観があるか確認
- PR過多・広告臭の強い投稿がないか確認
- 必要なら事前に体験訪問・打卡投稿の義務化
まとめ:KOCは“生活者目線”と“誠実さ”が命
KOCはあくまでもリアルな共感を生む存在です。
案件選び・アカウント選定に慎重を期し、信用スコアの高いKOCとの継続的な関係構築こそ、ブランドの信頼と成果に繋がります。
ステマ炎上を防ぎつつ、自然なクチコミ効果を最大化しましょう。
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