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【ニュース解説】訪日外国人客数が過去最多更新!2025年上半期は2151万人、インバウンド市場の現状まとめ
2025.07.17| タグ: インバウンド, 円安効果, 地方誘客, 大阪関西万博, 観光施策, 訪日外国人数, 訪日消費
2025年上半期(1月〜6月)の訪日外国人客数が過去最多を記録しました。政府が7月16日に発表した推計によると、前年同期比21%増の2151万8100人となり、初めて上半期で2000万人を突破。年間4000万人突破も視野に入る勢いです。
円安と万博効果でインバウンド急増
この急増の背景には、記録的な円安と大阪・関西万博の開催が追い風になっています。特にアジア圏からの訪問が目立ち、国別ランキングは以下の通りです。
- 1位:韓国 478万人
- 2位:中国 471万人
- 3位:台湾 328万人
- 4位:アメリカ 170万人
最新の6月単月でも前年同月比7.6%増の337万7800人と好調を維持しています。
インバウンド消費額も過去最高を更新
同時に発表された訪日外国人の4〜6月の消費額(速報値)は前年同期比18%増の2兆5250億円で四半期ベースで過去最高を更新。上半期でも4兆8053億円と過去最高を記録しました。
国別の消費額TOP4:
- 1位:中国 5160億円(シェア20%)
- 2位:アメリカ 3566億円
- 3位:台湾 2915億円
- 4位:韓国 2312億円
使い道は「宿泊費」が最多
消費の内訳では、宿泊費が9714億円(38.5%)で最大。次いで買い物代(6623億円/26.2%)、飲食費(5309億円/21%)が続きます。
1人あたりの支出は平均23万9000円。支出額の高い国は、
- 英国:44万4000円
- イタリア、ドイツ:約40万円
- 中国:24万8000円(前年同期比12%減)
今後のカギは「地方滞在」の促進
観光庁・村田茂樹長官は「地方の長期滞在促進が今後の消費額拡大で重要」とコメント。都市圏だけでなく地方都市・観光地への誘客が今後の成長ドライバーになりそうです。
まとめ
- 2025年上半期は訪日外国人過去最多の2151万人
- 円安・万博がインバウンド需要を後押し
- 消費額も過去最高の4.8兆円超え
- 今後は地方誘客・長期滞在が鍵
インバウンド市場は今後も成長が期待されますが、一極集中から「地方分散」「体験型観光」へのシフトが求められています。
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