Company BlogBeAの日常やメンバーの思い
HOME / ブログ / Company Blog / 【ニュース解説】訪日外国人客数は過去最多更新!“爆買い”から“体験型観光”へシフト
【ニュース解説】訪日外国人客数は過去最多更新!“爆買い”から“体験型観光”へシフト
2025.07.22| タグ: インバウンド, お遍路, 体験型観光, 地方誘客, 廃校活用, 熊野古道, 爆買い, 観光トレンド, 訪日外国人, 農泊
ニュース概要
2025年上半期(1〜6月)の訪日外国人客数は2151万人を超え、過去最高を記録しました。消費額も4.8兆円と過去最高を更新し、好調なインバウンド需要が続いています。しかし、百貨店での「爆買い」は減少傾向にあり、廃校を活用した「高校生1日体験」や、熊野古道のお遍路など、地方独自の「体験型観光」が急速に注目を集めています。
なぜ重要か
インバウンド消費は日本経済にとって重要な柱ですが、単なる人数の増加だけでは成長は持続しません。特に百貨店の免税売上は急減し、「モノ消費」から「コト消費」へと明確にシフトしています。地方の独自資源を活用した体験型観光は、地方創生や観光の質の向上につながる重要な施策となっています。
見解とアクションポイント
- リピーター戦略の強化:訪問頻度が高く人口母数も大きい中国・台湾・韓国市場を中心に、何度でも訪れたくなる体験コンテンツの発掘と発信が重要です。
- 「体験型」観光の開発:自然・歴史・文化・日常体験をテーマに、地域独自のアクティビティを磨き上げ、インバウンド客の心をつかむ仕掛けを作る必要があります。
- SNSと口コミ対策:旅行者のリアルな声が旅行先選びに影響を与えるため、体験の魅力が伝わる動画・写真・レビュー施策も重要です。
- モノ消費の復活には期待しすぎず、体験の価値最大化:「買い物」だけに頼らず「思い出を持ち帰ってもらう」観光の形へ進化が必要です。
まとめ
訪日外国人の数は過去最高でも「爆買い」型観光は中国本土、一部東南アジア圏のインバウンドに限られます。地方の独自資源を活かした「体験型観光」こそが、持続的なインバウンド消費拡大のカギです。ブームを一巡で終わらせないためにも、リピーター創出と体験型観光への転換が急務です。
インバウンド対策をお考えですか?
「インバウンド対策の基礎から知りたい」「自社で実施済みの施策の効果検証の仕方がわからないから教えてほしい」などのご相談もお気軽にどうぞ。
