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訪日リピーターを取り込むには?中国人リピーターの行動傾向と地方誘客の可能性
2025.07.16| タグ: RED, REDプロモーション, インバウンド, プロモーション, リピーター, 中国, 地方誘客, 小紅書, 行動傾向, 訪日中国人, 訪日観光
近年、中国人訪日客の中で「リピーター層」が増加し、旅行スタイルが多様化しています。
一度目の訪日旅行は「ゴールデンルート(東京・大阪・京都)」が定番ですが、二度目、三度目の訪問では地方都市・穴場観光地への関心が高まっています。
本記事では、中国人リピーターの最新動向と地方誘客の可能性、効果的なプロモーション方法を解説します。
1. 中国人リピーターが増加中:背景とは?
- コロナ禍明けで旅行解禁後、「何度も日本に行きたい」層が拡大
- 短期ビザ緩和・直行便復活で頻繁な訪日が可能に
- Z世代・ファミリー層を中心に体験・癒し・深度旅志向が強まる
特に、都市部在住の中間層〜富裕層は、「初回の定番観光地」より「ローカルな魅力」に目を向けています。
2. 中国人リピーターの行動傾向3つの特徴
①「テーマ型旅行」が人気
・美食、温泉、花見、紅葉などテーマ特化型の旅行が人気
・例:「日本の地方の和牛を食べ歩く」「秘湯巡り」「四国遍路」
②「非ゴールデンルート」志向
・2回目以降は人混み回避・静かな体験を好む傾向
・例:山陰地方、東北、九州南部、離島などへの旅行が急増
③「自分だけの特別感」を求める
・RED(小紅書)で“隠れた名所”を探し、SNS映えスポット優先
・プライベートツアー、現地体験、ワークショップに価値を感じる
3. 地方誘客のための効果的なプロモーション戦略
① SNS・RED攻略
- 小紅書で「#深度遊」「#私藏景点」タグを活用し、地方観光地を訴求
- マイクロKOL・KOC起用で“リアル体験”を発信
② OTA・旅行予約プラットフォームの活用
- 馬蜂窩・携程・Fliggy等に「地方特集」「テーマ別商品」を掲載
- 日本語ページだけでなく中国語特設ページで認知拡大
③ 空港・鉄道×観光地連携
- 地方空港+観光地の特別パッケージ
- 地方JR・私鉄の旅行商品と連動したプロモーション
④ 越境EC連携
- 訪日後の地方特産品を越境ECで継続販売しファン化
4. 実際の成功事例
- ◎ 東北地方:「雪見温泉」「秘湯」投稿がREDでヒットし、冬場の訪日客増
- ◎ 鹿児島:「砂むし温泉」「桜島」がリピーター層に浸透、台湾・中国両方でUGC拡大
- ◎ 富山・高岡:「薬膳料理」「職人町」が文化体験旅行で人気化
まとめ:中国人リピーターは“深化型観光”の主役
今後の訪日インバウンドは、「回数を重ねるごとに深く地方を巡る」ニーズが主流になると予測されます。
企業や自治体は、定番コースではなく“テーマ”と“個人化”に特化した情報発信・商品設計で、新たなインバウンド消費を掘り起こすチャンスです。
中国人リピーター層の攻略が、地方創生とインバウンド復活の鍵を握っています。
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