Company BlogBeAの日常やメンバーの思い
令和(コロナ)時代への適応覚悟
2020.04.23|
みなさん、こんにちは。武内です
リモートワーク時間を活用して久々にブログをアップします。
noteも始めたので、よかったら見てください。
と、ありがたいことにたくさんのご心配の声を頂戴している今日この頃。
たくさんのお気遣い、この場をお借りして改めてお礼を申し上げます。
努めて明るく振る舞ってはおりますが、言葉選ばずに答えれば
「タイタニック状態です」
とは言っても、幸いなことに前期の数値が好調だったこと、
また1月末の時点で即行動を起こした甲斐もあり、当面の資金繰り目処はつきました。
ただ、このタイミングで持ち家を担保に多額の借金を増やすことに対し、奥さんから心配の声が上がりました。
「オリンピックも延期になった今、インバウンド事業の先行きは全くの不透明。多額の借金で今を凌いだとしても、この先返せるかどうかすらわからない。延命よりもスパッと精算することもありなのでは!?」
と・・・
僕の仕事に奥さんが口を挟むのは初めてのことでした。
東日本大震災の時でさえ仕事の心配は一切口にしなかっただけに・・・
「さてこの先どうしましょう」
気づけば常に前を向いてしかこなかった僕が、初めて立ち止まり、フラットな思考で未来に関して考えた瞬間でした。
今日はその結論をブログに書き示しておこうと思います。
「止まない雨はない!」
「明けない夜はない!」
「ピンチはチャンス!」
この騒動が始まってよく目にする文言です。
今のフラットな視点で未来を考える機会を得る前の僕も、クライアントやメンバーに対し、全く同じセリフを多用していたことと思います。
僕は本来、超ポジティブシンキング。
楽天社の成功コンセプト
「GET THINGS DONE 様々な手段をこらして何が何でも物事を達成せよ!」
を社のミッションステートメントに掲げているくらい。
なので、コロナ騒動初期の僕は
「インバウンドは必ず戻ってくる!」
の一点張りで、(今思えば)無責任とも取れる発言を繰り返していました。
しかしながらここにきて、
「数ヶ月で元通りになるのでは?」
という目論見は希望的観測に過ぎず、このまま楽観視していては社の存続がやばいのではないだろうか!?
との考えに至ったこの頃。
前置きが長くなりましたが、未来をフラットに考えた上でのBeA社としての結論です。
BeAは引き続きインバウンド事業には全力で取り組みます。
しかしながら、そのこと以上に
この状況に全身全霊で環境適応する覚悟を伴い、
BeAをよりよい組織に、よりよい事業に、よりよい会社にしていきます。
「恐竜はなぜ滅びたのか知っているかい?」
と、今時の幼稚園児でも答えられる問いをメンバーに投げかけて失笑されたましたが、
繰り返します。
「恐竜はなぜ滅びたのか知っていますか?」
今回のコロナショックにおいて、(多分)人間が滅びることはないでしょう。(と願う)
しかしながら、今回の環境変化によって、残念ながら多くの人や企業が淘汰されることは想像に容易いのではないでしょうか。
恐竜も、生物も、そして組織も、環境に適応したものだけが生き残ることができる。
これは言うまでもなく、地球が繰り返して来た歴史であり、生き残る為のセオリーであることは僕が説明するまでもありません。
僕は、その環境適応において大切なことを以下の3点と捉えています。
① 希望的観測を捨て、事実を捉える
② 即行動に起こす
③ 即軌道修正をする
これの繰り返しなのではないのかと。
たとえば、リモートワークに関してもそう。
緊急事態宣言が出た4 月現在でも多くの企業が通常出勤をしているというニュースを目にします。
その大半は大手企業の派遣社員や、中堅から中小零細企業なのだとか。
いわゆる、生活を守る為に経済活動を休む余裕がない人々です。
BeAも全く同じ状況です。
うちの様なインバウンド事業100%のベンチャー企業が、
売上昨年&昨月対比100%減で、
こんな状況でリモートしていたら3ヶ月で潰れます。
リモートしている余裕なんて1分もない。
もっと言えば、
昨年対比5%減以上はセーフティーなんちゃら認定受けられるからと耳にして、
3日かけて資料揃えて区役所半日並んで2週間待って2ヶ月間を凌げる融資を受けたら生き残れるかも・・・
なんて悠長なこと言っていたら、間違いなく消えるよな、そりゃあ。
悲しいかなこれが現実。
だからと言って、コロナリスク冒して会社に行っても売上が上がる訳でもなく、休業して助成金もらったところで雀の涙、この状況が続けば焼け石に水、まさにそう。
延命の為の税金無駄遣い
をするのみ。
今のこの状況を脱するには、コロナ騒動が終息することを期待し延命することを優先するよりも、この環境に適応すべく即行動あるのみなのではないだろうか。
そう、そのことに気付かされました。
そう、時代は「令和」。
僕が育ったベンチャーは全て「昭和スタイル」(実際には平成でしたが)
ロジックよりも感情
知性よりも根性
効率よりも時間
を重んじるその傾向はまさに昭和スタイル。
そんな働き方をしていては、コロナショックで大変革を遂げる
令和(コロナ)の時代
を生きていけないのではないか。
まずは、リモートワークに適した会社
にならないと。
さらに、希望的観測で楽観的に見ていたコロナの収束ですが、
来年のオリンピック開催ですら危ういのでは!?
と想像する人が日に日に増えている今日、
この状況がしばらく続く、と言うより
この異常とも思える日々が日常になる覚悟
を決めた方が良いとさえ思う今日この頃。
以前の様に、気軽にカラオケいったり、会食したり、握手をしたり、ハグをしたり
(ハグをする機会はなかったけども・・・してみたかったー笑)
はもう過去の思い出、過去の習慣。
国内旅行も海外旅行も冠婚葬祭さえも、今までの常識は過去のものとなり、
コロナで変革した令和の常識
といったものが醸成されていくのではないかと。
もちろん、「旅行」や「インバウンド」が残ることには疑いの余地がありませんが、
(詳細は次回掲載のブログにて語らせていただく予定)
その形態は大きく変化することでしょう。
その様な思いから
令和(コロナ)時代に適応する覚悟
を決めた次第です。
希望的観測を捨て、即行動、即起動修正!
以上、リモート中のBeAでした。
次回、
令和に適したビジネスって!?
を綴る予定。
みなさま、コロナにはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
一日も早い収束を心から願います。
武内 大