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地方活性化のカギを握るインバウンド事業!

2020.07.03|

こんにちは。BeA広報担当です。

 

近年、テレビや新聞では「人口減少」や「若者不足」といった、マイナスなワードが目立ちますね。

これらはさらに「消費量の落ち込み」や「経済の不安定さ」へと繋がり、更なる負の連鎖に陥ることも想定されます。

そして、このような問題は特に「地方」では大きな問題となっており、今後歯止めの利かないより大きな問題となることが予測されています。

地方で大きくなりつつあるこれらの問題に対して、解決策の一つと期待されているのが「インバウンド事業」です。

では一体、インバウンド事業を推進することがどのように地方の問題を解決していくのでしょうか?

今回は地方が抱える現代問題から、それを解決するインバウンド事業という視点から紹介したいと思います。

 

    1. 地方が抱える経済問題とは

日本は現在、日本全体として急激な「人口減少」に悩まされており、2050年には1億人を下回る人口数になるとの予想もあります。

人口が少なくなるということは、働き手や消費者の減少を意味し、結果として「経済停滞」へと繋がります。特に「地方」では、

以前から若者が都市部へ流出してしまい、元より人口が少ない状態にあります。その上さらなる人口減少が加速してしまうと、

最悪の場合、地方が消滅してしまうほどの打撃を受ける可能性もあります。

 

 

2.なぜ、地方活性化にインバウンド?

既に人口の減少には歯止めが利かないと言われている中、どのようにすれば地方の活性化を図ることができるのでしょうか。

その大きな助けとなるのが「インバウンド事業」です。

政府が国策として推進しているインバウンド事業ですが、ここには多くの外国人観光客を日本へ呼び込み、

地方への観光を促す狙いがあります。

日本を訪れる彼らが地方での観光を楽しむことで消費量が増えて地方経済が潤う結果、雇用が生まれ、

都市部に流出していた地方出身者が地元へ戻り、そのまま地元で働くといったUターン就職も期待できます。

消費量の回復、働き手不足解消等、地方活性化の大きな助けとなるのがインバウンド事業なのです。

 

 

  1. 地方活性化に大注目の「アドベンチャーツーリズム」とは

現在、日本国政府が国策としてインバウンド事業を推進しているおかげもあり、5年前は外国人訪日者数が約2,000万人であったのに対し、

2019年は約3,200万人。2020年はコロナの影響で達成は困難であるとは言え、当初は4,000万人を目標にするまで事業が成長してきました。

では、訪日外国人を地方へ促すためには、一体どのような方法があるのでしょうか。

そこで今注目されるワードが「アドベンチャーツーリズム」です。

「アドベンチャーツーリズム」とは「アクティビティ」「自然」「文化体験」の3つの内、2つ以上で組まれる旅行」のことを意味します。

地方ならではの観光資源を活かした、より地域に密着した旅行であると言えます。

実際、トリップアドバイザー社が出した「インバウンドレポート2019」によると、アジア人や欧米人の50%以上の人が、

訪日旅行に求めるものに「自然探訪」「食文化体験」を挙げており、「地域密着型観光」を好んでいることが分かります。

2019年に「一般社団法人 日本アドベンチャーツーリズム協議会」が設立されるなど、既に大きく展開中のアドベンチャーツーリズム。

では、今後各地方で取り組んで行くためにはどのような方法があるのでしょうか?

そこで、今回は既にアドベンチャーツーリズムを取り入れ、外国人誘致に成功している事例を3つ紹介したいと思います。

 

 

3-1.事例① 北海道阿寒町

北海道釧路市の阿寒町では、2018年に「阿寒アドベンチャーツーリズム株式会社」を設立し、

阿寒町の特色を活かしたインバウンド政策を打ち出しています。

具体的には、

豊かな緑に囲まれた「オントネー湖畔」でのサイクリングや先住民であるアイヌ民族との伝統文化体験など、

まさに「アクティビティ」「自然」「文化体験」をたっぷり詰め込んだツーリズムを用意しています。

 

阿寒アドベンチャーツーリズム

http://akanat.co.jp/

 

 

 3-2.事例② 長野県中山道

現在、欧米人において大人気の観光ジャンルが「トレイル」。長野県はこの世界的なトレイルブームを受け、

日本らしいノスタルジックさのある「中山道」をトレイルのコンテンツとして発信をしています。

既に人気のあるトレイルというジャンルに「日本らしさ」を合わせ、打ち出すことで、多くの外国人観光客を獲得しています。

 

 

 3-3. 事例③ 島根県江の川

島根県江の川流域には、出雲大社や石見銀山など日本人には良く知られた場所がたくさんあります。

一方で、外国人にとってはそれがどういうものなのか、イマイチ知名度はありません。

そこで、出雲大社や石見銀山を古くから伝わる日本独自の「神話文化」として捉え、「江の川」という自然にプラスして

「神話文化」という「ココにしかない」体験が出来るということをアピールポイントとし、外国人観光客を多く取り込んでいます。

 

 

4.まとめ

コロナの拡大により外国人観光客の受け入れがストップしている状況にありますが、今だからこそ、じっくりとコロナ終息後の戦略を

考えることが出来るタイミングであるとも言えます。

とは言え、やはり現状では国内需要の取込が先決であることは明白です。

今回紹介した3つの事例はインバウンド対応の事例ではありますが、実は多くの日本人も知らない隠れた魅力体験であり、

国内需要の喚起にも有効であると考えます。

つまり、今やるべき国内需要の取込に向けたコンテンツ創造や強化は、そのまま日本の魅力を海外に伝えるインバウンド対策に

繋がるプロセスとも言えます。

 

今後はBeAでも国内向けに弊社メディアを通じ、隠れた日本の魅力情報をどんどん発信して参ります。

国内観光を盛り上げ、その先のインバウンド誘客に繋がるお手伝いをさせて頂きますので、

よろしくお願いいたします!

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